貧脚走法

貧脚でも走りたい。

自転車について(KOGA KIMERA ROAD UD Team)

■KOGA KIMERA ROAD UD Team 2012年モデル

ブルベで主に使用しているロードレーサー、オランダブランドであるKOGAの中級カーボンフレームで特に素性も知らず見た目で買ったけれど剛性が高く安定したフレームであり、登りより平地の巡航がまだましである私には合ったものだった。

普段はあまり見かけないフレームだが、ブルベでは意外と使われていて同じカラーと別カラーのKIMERAを1度づつ見かけた。

カラーは2009年に別府史之選手がツールドフランスに出場したスキルシマノのレプリカカラー(ただし当時はまだKIMERAは登場していなかった。)で、フレームにはSHIMANOの公式ステッカーが同梱されていたけど、最近DURA-ACEのホイールを借りるまではシマノのパーツは全く取り付けられてはいなかった。(カンパに合うシマノホイールは無いのでリアハブを交換済み)

KOGA KIMERA

■グループセット(コンポーネント

カンパニョーロのコーラス 2007年モデル 10段変速を中心に組んでいる。パーツの価格が高いのであまりカンパニョーロで組んでいる自転車は見かけないけど、耐久性が高く互換性が非常に高いので長く乗るほどコストパフォーマンスは良くなると思う。もう少し普及してくれると良いなと思っている。

特にホイールは段数が9速、10速、11速、12速となっても完全な互換性を保っており20年前のホイールでも何の問題も無く使用でき、この点だけでもカンパニョーロをお勧めする大きな理由となる。

ブレーキシューがなかなか減らないのも特徴で、15年使っていてアルミ用とカーボン用を2セットづつ使いながらまだまだ余裕がある。雨の600kmブルベで予備のシューは持っては行ったが見た目では全く減ったようには見えず使うことはなかった。プーリーは15年目の今年になってようやく交換した。ブレーキキャリパーのリターンスプリングが折れると言う話を聞いて予備を持っているが15年経っても折れる気配は無い。

またこれらのパーツがモデルチェンジ後も供給されているのは安心感がある。レコードの9速、10速、11速のチェーンは2022年のカタログにもちゃんと掲載されている。

レース用の質実剛健な製品と思われているカンパニョーロだが、以前より脚の無いオジサン用のパーツも用意されており、私のギアはフロント50−34T、リア13−29Tとなっている。今ではフロント48−32T、リア11−34Tという貧脚用ギアもあるのでゆくゆくは取り入れたいと思っている。(エカルのフロント38T、リア10−44Tも魅力的だがディスクブレーキ用なのでフレームから用意しなければならないのが厳しい)

ロードをフレームから組むのであればカンパニョーロも有力な選択肢になると思う。

■ペダル

クランクブラザースのキャンディ1ペダル。元々はLOOKのKeoペダルを使用していたが固定力が高く600kmなどの距離になると外し損ねて立ちゴケなどと言うことにもなったので、2つ穴式のものに交換した。この場合SPDペダルにする場合が多いと思うけど、4面キャッチでより脱着が容易であるクランクブラザースは良い選択だと思う。

価格も安く軽量で何と言ってもカラーが5色から選べるのが良い、パーツ類は油断するとすぐ黒色になってしまうのでできればカラーコーディネートをしてあげたいところ。

www.riteway-jp.com

■チェーン

ワイパーマン(wippermann)CONNEXを使用。チェーンを繋ぐコネクトリンク(いわゆるミッシングリンク)が手だけで簡単に脱着できる。これもなかなか使用している人を見かけないけど、工具を使わなければ外せない他のものに比べたら非常に便利。特にブルベの最中など疲れて焦っている時などは助かると思う。

■タイヤ、チューブ

タイヤはPanaracer RACE A Evo4を使用、少し前までの定番タイヤでグリップも良く耐久性も高く良いタイヤだった。生産終了してしまったのが惜しい。後継のアジリストはワイドリム適合タイヤで私のナローリムホイールでは性能を発揮できないため、ナローリム適合タイヤと言われているミシュランのPOWER CUPに乗り換え予定。

チューブは定番中の定番であるR'AIR、1300kmブルベでは予備チューブを3本持って行ったが一度もパンクすることはなく、またエア漏れもほとんど感じず空気入れも一度も使わなかった。家電量販店の自転車コーナーでも手に入り、これを使っておけば間違いない。

■チェーンリングボルト

KCNCのカラーボルト、これもカラーコーディネートの一つではあるけれど他にもボルト穴を普通の6角にする目的もある。カンパニョーロの純正ボルトはここがT30のトルクスで普通の携帯工具には無いサイズであり、このためだけに専用のレンチを用意しなければならなかったので交換した。ただしこのボルトはアルミ製であり舐めやすく緩みやすい、普段から気を付けていたい。